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2010年6月14日

 いびきや睡眠時無呼吸症候群の治療法として注目を集めているのが、歯科的治療のスリープスプリントです。
 スリープスプリントは、ボクシングやラグビーの選手が試合中に口に入れているマウスピースと同じようなものです。就寝前にスリープスプリントを口に装着することで下あごを前方に引き出し、舌の根元部分が沈みこむのを防いで気道を確保します.

 スリープスプリントは下あごが後退している人や下あごが小さい人、あるいは肥満で舌の根元が肥大している人などに絶大な効果があります。

 また、口を開けて寝る習慣の人など、スリープスプリントを装着することで自然に口が閉じます。口を開けて寝ると、口の中が乾燥し、上気道の粘膜の摩擦が大きくなって、いびきがひどくなりがちですが、スリープスプリントを装着すれば口が開かず、口の中も乾燥しません。

 スリープスプリントは歯科医院で、患者の歯並びやあごの形に合わせて、アクリル樹脂で製作します。2~3回の来院で完成します。歯の状態が変わらなければ、長期間使用できます。

「鈴木歯科医院」ではさまざまな歯科治療に関する情報を発信しています。詳細はこちらでどうぞ。
http://www.sdc.or.jp/

2010年6月 1日

いびきや睡眠時無呼吸症候群の治療にはさまざまな方法があります

 無呼吸が1時間に20回以上の中等や重症の患者の場合に、広く行なわれているのがCPAP(シーパップ)療法という内科的治療です。CPAPとは、鼻マスクを装着し、エアチューブを通して空気を送りこんで、上気道が狭くならないようにする医療器具です。装着すれば、いびきや無呼吸が改善され、熟睡できるようになり、昼間の耐えがたい眠気もなくなります。

 しかし、鼻マスクやエアチューブなどの装着に違和感を覚えて、却って眠れなくなる人もいます。また、口の中が乾燥するという副作用があります。器具がかさばり、出張や旅行の時など持ち運びに不便ですし、同じ部屋に同宿者がいると驚かせてしまうでしょう。そのほか、CPAPを購入すると30万円ほどかかり、レンタルでも月3000円ほどかかります。一生レンタルするとなると、バカにならない値段です。

 気道を広げる手術をする外科的治療もあります。咽頭形成術と言い、口蓋垂(のどちんこ)などの切除、縫合をします。手術の痛みが翌日まで続くことはほとんどありませんが、全身麻酔で行なうため、1週間程度の入院が必要です。最近は咽頭形成手術でもレーザーが使われるようになり、患部を焼き切ると同時に縫合もできるので時間短縮でき、日帰り手術が可能な場合もあるようです。

 ただし、咽頭形成術の効果については、時間の経過と共に再発するケースもあり、特に肥満の人の場合は効果が疑問視されています。

 そのほか、薬物療法もあります。抗うつ薬で睡眠を深くし、無呼吸回数を減らす方法です。呼吸刺激剤を用いて、狭くなった気道に負けないように呼吸を強くさせる方法もあります。就寝前に点鼻薬を使って、鼻詰まりを改善する場合もあります。

 しかし、薬物療法は気道が狭くなっているという根本原因にたいする解決策ではないので、補助的手段に過ぎません。常用すると効果が薄れる場合もあります。

 このように、内科的治療や外科的治療、薬物療法には、それぞれ一長一短があります。

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鈴木歯科医院 院長 鈴木高弘

鈴木歯科医院
院長 鈴木高弘

●来歴
1981年
明海大学歯学部卒業
1981年~1984年
北新宿歯科勤務
1984年~
鈴木歯科医院開業
1989年~
芝大門歯科クリニック開業
1990年~
医療法人社団弘宣会 理事長就任
  2009年
ホワイトエッセンス青山開業

日本歯科審美学会会員
日本顎咬合学会会員
歯科医師臨床研修指導医

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