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インプラントの果たす役割が大きくなっています

 高齢化社会を迎え、"健やかに老いる"ことが大きなテーマとなっています。実は、心身の健康に、歯の状態が大きな影響を及ぼすことがわかっています。

 まず、入れ歯で固いものが噛めないと、食べるものが柔らかいものばかりになってしまいます。1日3回の食事が限られたメニューになれば、食べる楽しみが見出せなくなってしまいます。インプラントで固いものも食べられるようになり、「好きなものを食べられるようになった」「外食する楽しみが増えた」と喜ぶ患者がたくさんいます。

 また、入れ歯になったことで"年を取ったものだ"とガックリと落ち込んでしまう人も少なくありません。インプラントならば、他人が見て義歯だとわかりませんし、本人も毎日鏡を見ても外見は自分の歯と変わらないので、精神的な若々しさを保つことができます。

 健康面でも、きちんと噛めることは重要です。
入れ歯でよく噛めないまま飲みこんでしまうと、胃に負担がかかってしまいます。
また、しっかり噛むことで脳への血流がよくなり、脳細胞に新鮮な酸素と栄養が送り込まれ、脳の働きが活発になります。入れ歯で柔らかいものしか噛まないでいると、脳への刺激が少なくなり、老化が進んでしまいます。寝たきりの人が歯の治療をして噛めるようになったら、体の機能も回復して歩けるようになったという例もあります。

 また、噛むことで唾液が分泌されますが、噛めないと唾液の分泌量が少なくなります。唾液には口腔内の細菌を洗い流す抗菌作用があるので、分泌量が少なければ虫歯や歯周病にもかかりやすくなります。

こうした点から、入れ歯よりもきちんと噛むことができるインプラントは、高齢者にとって望ましい治療法と言えます。「高齢でもインプラントはできるのですか?」という質問をよくされますが、インプラントに高齢は関係ありません。人工歯根を埋入できる充分な骨量があるかどうか、そしてインプラント手術ができないような内臓疾患にかかっているかどうかが問題になるだけです。"年だから"と諦めずに、高齢だからこそ条件が許せばインプラントに挑戦していただきたいと思います。

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