歯肉炎から歯槽骨が溶けて歯が抜けるまで

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歯肉炎から歯槽骨が溶けて歯が抜けるまで

正しい歯磨きが歯周病の予防になることは、よく知られています。
 
これは、歯周病が歯垢に引き起こされる炎症から始まるためです。食後に歯磨きをしないと、歯と歯肉の間に歯垢が溜まったままになり、歯周病になる下地ができてしまうのです。歯垢は歯ブラシで落とせますが、そのままにしておくと唾液の成分によって石のように固まり歯石になります。歯石はいくら歯磨きをしても取れません。歯科医院で取り除く必要があります。石が溜まると、歯と歯肉のすき間に歯周ポケットができて歯周病は悪化します。進行の程度はP1からP4に分かれます。
 
P1は、歯肉炎を起こしている段階です。歯肉が赤くなったり、ときどき出血が見られ、歯垢をしっかり落とすことで健康な状態に戻せます。この段階で正しい歯磨きをマスターして、定期検診を受けるようにすれば、歯を失うことにはなりません。
 
P2は、歯肉が腫れて歯磨きのたびに血が出るほか、歯が浮くような感じを覚えるようになります。深い歯周ポケットに歯石が溜まっているので、早く除去しなければなりません。そのまま放置すると取り返しがつかないことになります。この頃には炎症が歯肉の内部まで及んで、歯根膜や歯槽骨が破壊され始めています。
 
治療を先延ばしにしていると、次はP3まで進行します。歯肉がブヨブヨして、疲れたときに腫れたかと思うと、そのうち戻るといった状態が続きます。さらに膿が出たり、食事のときに噛みにくいとか、痛い症状が現れます。口臭が強くなって気づく人もいます。
そして、最終段階のP4まで至ると歯がグラグラしてきて、やがて抜け落ちます。歯槽骨が溶けて歯を支える力が弱くなり、ついに支えきれなくなってしまうのです。
 
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