入れ歯の悩みは深刻です。食べ物がうまく噛めなければ、食事の楽しみも奪われてしまいます。安定感がないと会話をするときにも気になりますし、クラスプが外から見えると口を開けることに抵抗を感じることでしょう。
65歳になるWさんは、入れ歯の支えにしている歯が気になるといって来院されました。数年前に作った入れ歯で、本当のところ噛むと痛いのを我慢していたのです。
不便なのはしかたないとあきらめていたものの、最近になって両側の歯に違和感が出てきて、、心配になったそうです。
歯を失った辛さを経験されているだけに、もうこれ以上、そんな思いをしたくないとの思いが強くなるのは当然でしょう。合わない入れ歯で歯科治療に期待をなくしていたWさんですが、早めに治療に来られたのは大正解でした。
というのも、クラスプをかけている歯が虫歯になっていたからです。支えの歯はどうしても汚れやすく、虫歯や歯周病になりやすいと覚えておいてください。
そこで、虫歯の治療をするとともに、新しい入れ歯を作ることになりました。Wさんは内心では、口元からクラスプの金属が見えることが不満だったそうです。これも「しかたない」とあきらめていたのです。
白く美しい歯にあこがれる気持ちに、年齢や性別は関係ありません。まして昔と違って、今の60代はお年寄りとか高齢者などというのが似合わないほど、若々しい年代です。自営業をしているWさんも、バリバリと仕事をこなしている現役です。
話し合った結果、新しい入れ歯は磁石式のものに決まりました。
いよいよ入れ歯完成し、治療が終わったとき、Wさんはそれまで見せたことのない明るい笑顔を取り戻しました。
その後、定期健診に訪れるWさんは、以前よりずっと健康そうです。
「今になって、これまでどんなに入れ歯で悩まされてきたかがわかりました。妥協したり、我慢する必要はなかったんですね」。
食事もおいしく食べられるし、話しをするときも違和感なく、入れ歯をしていることを忘れてしまうそうです。見た目が自然なので、精神的にも若返ったと、うれしそうに話してくれました。
入れ歯に関する悩みは、解決できないものではありません。最新の知識と技術を備えた歯科医に相談して、明るい毎日を取り戻していただきたいと願うばかりです。
「鈴木歯科医院」では入れ歯治療を行っています、詳細はこちらでどうぞ。