鈴木歯科医院 コラム

ホワイトニング・審美歯科治療(新宿・曙橋)の歯科・歯医者なら「鈴木歯科医院」におまかせ

第13回 カウンセリングで治療方針を決定する

満足のいく治療を受けるには、最初が肝心です。具体的なシステムは歯科医によって異なりますが、私のところで行っている治療の流れを例として説明しましょう。
まず、初診の患者さんが来られると、診察をして「お口のノート」を作成して、お渡しするようにしています。
お口の中全部を総合的にチェックして、治療方針を立てるのです。

 

はじめは問診をします。たとえば「右の奥歯が痛い」という患者さんがいたら、どんな痛みなのか、いつ頃から痛むようになったかなど、詳しくお聞きします。
そして、その歯から治療を始めて、ほかの歯が虫歯になっていないか、歯周病になっていないかなど口の中全体を診察します。
歯の内部の状態を見るには、レントゲン写真を利用します。
C2、C3まで進んだ虫歯の外から見えない部分を知るには、レントゲン写真が役立つのです。

 

そして、虫歯がどことどこにあって、どんな程度かといった現状を「お口のノート」にまとめて、カウンセリングを行います。

患者さんの希望をお聞きして、それに応じた治療法を決めるのです。
そこでは治療のメニューを説明して、インフォームド・コンセントを徹底させます。

どういう治療法があって、それぞれがどう違うかを説明し、そのうえで選択できるようにしているわけです。

 

カウンセリングでわからないことがあれば、積極的に質問してください。
患者さんには知る権利も選ぶ権利もあるのですから、納得いかないまま治療を受けることはありません。
きちんとした説明がない場合や、質問に答えるのを面倒がったり、質問すること自体を嫌がるような歯科医は、かなり問題があると考えた方がいいでしょう。

 

「鈴木歯科医院」ではインフォームド・コンセントを基本とし、丁寧な歯科治療を行っています、詳細はこちらでどうぞ。

第12回 虫歯はC1からC4へと進行する

虫歯はエナメル質を溶かすところから始まるので、初期のころから痛むことはありません。ここには神経が通っていないからです。
虫歯の進行はC1からC4に分かれ、エナメル質にとどまる段階はC1に当たります。Cというのは英語で虫歯をさすCariesの頭文字をとったものです。

 

C1では歯の表面のなめらかさがなくなり、灰色や薄茶色の溝のような病変が現れます。
硬度の高いエナメル質に少しずつ穴が開いていくのです。

 

そのままにしておくと、エナメル質を突き抜けて象牙質まで侵され、C2になります。鏡で見えやすい部分なら、自分でもはっきりと黒く病変していることが確認できるでしょう。
象牙質はある程度厚みがあるので、C2の中でも程度と症状には違いがあります。C2の初期ならまだあまり痛みも感じません。
そして、象牙質の奥へと穴があくにつれて、冷たい水や熱い食べ物を口に入れると、しみるようになってきます。

 

定期検診に行っていない人は、このあたりでようやく異変に気づくことが多いのです。
自覚症状があるのに「まだ大丈夫だろう」と放っておくと、やがて虫歯は歯髄にまで適して、C3に至ります。
象牙質は厚みがあるとはいえ、エナメル質よりやわらかいので、C2から先へ進行する速度は、案外速いと心得ておいてください。

 

C3というのは歯の中心部の歯髄にまで進んだ状態すから、すでに表面のエナメル質や象牙質はひどく侵され、黒くて大きな穴があいています。
歯髄には神経が適っていますから、ズキズキと痛むようになります。これは歯髄炎を起こしているためです。
夜、布団に入って体が温まると、痛みがひどくなり、眠れなくなるのも特徴です。

 

それでもまだ放置しておくと、最終段階のC4にまで進行します。目に見える歯冠の部分はほとんど失われ、根の部分だけが残るという、ひどい状態に陥るのです。
虫歯が自然治癒することはありません。冷たい水がしみるといった症状がいったんおさまったように見えても、自然に治ったなどと解釈しないことです。

 

人によっては、かなり進行しないと自覚症状が出ないこともあります。気づいたらC3にまで至っていたというケースもあるのです。
ひどい虫歯の激しい痛みを我慢し続けていると、症状が軽くなることもありますが、それは歯髄が食い尽くされたためだと考えてください。終着点まで行き着いたのではありません。

 

そのままでは歯根の内部にまで病変が広がり、ひどい痛みに襲われることになります。

 

また、大人の虫歯は、奥歯の溝ではなく、磨きにくい奥歯の間にできることが多く、子供の頃よりもゆっくりと進行するという特徴があります。

 

歯周病で歯肉が後退すると、歯と歯のすき問が広くなり、根のところから虫歯になることも少なくありません。
さらに、過去に治療を受けた歯についても、注意が必要です。クラウンと歯の境目などは、ミュータンス菌が繁殖しやすいと覚えておきましょう。
それだけに、早めに治療を受け、その後は定期検診に通うことが大切なのです。

 

「鈴木歯科医院」では虫歯治療を行っています、詳細はこちらでどうぞ。

第11回 ミュータンス菌と糖分、歯垢が虫歯をつくる

次に、歯の代表的な病気である虫歯について見ていきましょう。

 

虫歯は遥か昔の時代から人間を悩ませてきました。今の日本では、大人の八割以上に虫歯があるという統計が出ています。
虫歯になる原因は何かと聞かれたら、たいていの人は「きちんと歯を磨かないから」「甘いものを食べ過ぎるから」などと答えることでしょう。
では、なぜ清潔にしておかないと、虫歯になるのでしょうか。甘いものが歯に悪いといわれるのはなぜでしょうか。
大きな鍵を握るのは、ストレプトコッカス・ミュータンスという細菌。いくら清潔な人でも、口の中にはたくさんの細菌が住んでいます。ミュータンス菌はその一つで、
それだけでは問題になりません。

 

でも、この菌が糖分からグルカンと乳酸の二つをつくりだすと、事態は悪い方向へ進んでいきます。
グルカンはネバネバしていて、歯に歯垢を付着させます。その歯垢がミュータンス菌の巣窟となり、乳酸が少しずつ歯を溶かして、虫歯になってしまうのです。
つまり、甘いものを食べるのは、ミュータンス菌にエサをやる行為なのです。歯の表面についた食べ物のカスがネバネバした歯垢となって、菌が繁殖し、酸が歯を溶かしていくわけです。
食後に正しい歯磨きをしないと、虫歯ができる状態をつくることになるのが、おわかりいただけたでしょうか。

 

とはいえ、虫歯になるには、体質も関係しています。熱心に歯を磨いているのに虫歯になりやすい人、さほどでもないのに虫歯にならない人がいるのは、おそらく皆さんお気づきでしょう。
虫歯では酸が歯を溶かしていくため、その人の唾液の性状による違いがあります。唾液が酸性に傾いている人は虫歯になりやすく、アルカリ性に傾いているとなりにくいといえます。

 

ですから、私のところへ見えた患者さんには、唾液のテストを受けて、虫歯になりやすいかどうかを知っておいていただくようにしています。
虫歯が進行する速さも、人によって違います。痛みを感じるまでに何年もかかることもあります。

「鈴木歯科医院」ではあなたに合った治療方法をご提案します。詳細は医院までお問い合わせください。

第10回 強い力にも耐えられる歯の構造とは

歯を大切にするために、基礎知識を身につけておくと大変役立ちます。口の中がどのようになっているかを、説明してみましょう。

 

まず、永久歯が何本あるか、ご存じでしょうか?
親知らずを入れると、上下ともに16本で、合計32本になります。
親知らずが10代から20代になってから生えることは、よく知らているとおり。完全に頭を出さないことも多く、まったく生えない人もいます。そういう場合は、その分だけ歯の数が少ないわけです。
それぞれの歯については、歯科治療では前歯の中央から奥歯にかけて順番に1から8と数で呼びます。上下ともに右、左でそれぞれ1から8まであるのです。

 

名称もあります。前歯は中央から中切歯、側切歯といって、ものを噛み切る役目を果たしています。次の犬歯は、口に入れたものを切り裂くための歯です。
ものをすりつぶす臼歯は、前から順に第1小臼歯、第2小臼歯、第1大臼歯、第2大臼歯、第3大臼歯と呼ばれます。
数字の8、つまり第三大臼歯が親知らずにあたる歯なので、口を開けて鏡で見ても、人によっては見つかりません。

 

次に、歯の構造です。
1本の歯は、歯肉から見えている歯冠と、歯肉に覆い隠された歯根の部分に分かれます。植物が大地に根を下ろすように、歯根は歯を支える重要な根っ子です。
歯冠の表面はエナメル質で覆われています。エナメル質は人の体を構成する組織の中でもっとも硬く、水晶くらいの硬度があって、少々のことでは壊れません。治療でこの部分を削っても痛みはありません。

 

その下にあるのは象牙質、さらに中心には歯髄があります。象牙質はエナメル質よりやわらかく、骨と同じくらいの硬さで、その中を歯髄につながる細い管が無数に走っています。
歯髄には血管や神経が多く通っていて、歯根の先端の穴から歯槽骨へと通じています。歯槽骨というのは、歯肉に包まれたあごの骨です。

 

歯科治療で歯の神経を取るというときには、歯髄を取り除いているのです。歯髄をとってしまえば、痛みは感じなくなりますが、その歯は死んでしまった状態になります。象牙質がもろくなり、細菌への抵抗力もなくなるのです。そのために、歯に全部被せものをしなくてはならなくなります。
歯根の部分では、象牙質の外側をセメント質が薄く覆っています。これは骨と似た組織で、なかには歯槽骨とつながる多くの細い繊維の束があり、歯をしっかりと固定させる役目をもっています。こうして、固いものを噛むなどして歯に強い力がかかっても、揺るぎなく支えられる仕組みができているのです。

 

また、歯と歯肉の境目には小さな溝があり、歯肉溝液が出ています。歯肉はやわらかくて傷つきやすく、出血することもあります。

 

「鈴木歯科医院」ではインフォームド・コンセントを基本とし、丁寧な歯科治療を行っています、詳細は医院までお問い合わせください。

第9回 口の中の健康は全身の健康を左右する

口の中の状態に日頃から注意を払っていますか?
人間の永久歯は、失ったら二度と再生しません。それだけに、正しいケアをして大切にする必要があります。

 

折れたら何度でも生え変わるサメのような動物もいるのですが、人間は残念ながらそう便利にはできていません。
できる限り失わないように努めないと、取り返しのつかないことになります。
口の中の健康は全身に影響を及ぼし、精神状態までも左右します。

 

流行のダイエットに夢中になっていたりすると、食べ物を噛む歯の重要性を見失っているかもしれません。
しっかりと噛むことは人間の健康を支えているのだと、思い出していただきたいものです。

 

噛み合せに狂いが生じると、さまざまな症状が引き起こされる原因になりかねません。
頭が傾いたり、首が曲がったりして体が歪み、血管や神経が圧迫されて、全身に悪影響が現れるのです。
噛み合わせを正したことで、頭痛や肩こり、疲れ目、腰痛、膝痛、鼻炎、生理痛、ニキビ、不眠症などが治ったという例は数多くあります。
もともとの噛み合わせに問題がなくても、虫歯や歯周病の治療を受けたために、狂いが生じてしまうこともあります。

 

詰めものやクラウン、ブリッジ、入れ歯などは、噛み合わせを十分に考慮して丹念に作られますが、それには大変な技術が必要です。
不幸なことに、現実には歯科治療を受けて、噛み合せに狂いが生じるケースが起こっています。
下顎の位置がずれて、頭痛や肩こりといった、先に挙げたような症状が引き起こされることがあるのです。

 

また、歯でしっかりと噛むことができないと、胃腸障害を招きます。
十分に噛んでいない食べ物を送り込まれた胃に、よけいな負担がかかるためです。
胃の調子が悪いからと偏食をすれば、ますます虫歯や歯周病になりやすい状況をつくることになり、悪循環に陥るのです。

 

加えて、口の中にトラブルがあれば、気分も沈みがちになります。
歯がうずくだけでも、集中力や意欲をそがれてしまうでしょう。激しく痛む場合には、何も手につかなくなってしまいます。
そのときに歯科医のところへ行かないまま放っておくと、虫歯や歯周病などが進行して、結局は大がかりな治療が必要になり、大変な思いをするのです。

 

健康な歯で食べ物を噛むことは、大脳を活性化します。
何かの原因で噛めなくなったり、噛み合わせが悪かったりすると、頭の冴えを鈍らせることにもなると心得ておきましょう。

 

「鈴木歯科医院」では矯正歯科を行っています、詳細は医院までお問い合わせください。