コラム

ホワイトニング・審美歯科治療(新宿・曙橋)の歯科・歯医者なら「鈴木歯科医院」におまかせ

丈夫な歯は◯◯で作られる!


 
こんにちは。院長の鈴木です。
9月のおいしい食材といえば戻りガツオ。
そんなカツオの漢字「鰹」には「堅い(かたい)」という字が入っています。
 
「かたい」といえば、世界一かたい食材を知っていますか?その食材こそが「鰹節」です。なんと鉄よりもかたいそうです。鰹節は削って調理する食材なので、そのまま食べる方はいないと思いますが、かたい食べものが好き!という方はいるかもしれません。
 
しかしかたいものばかり食べていると思わぬ事態を引き起こしてしまいます。
 
 
■「かたい食べもの」ばかりは危険!?
「かたい食べものは歯を丈夫にする」と勘違いしてしまう方がいるかもしれませんが実は大きな間違い。むしろ『かたい食べもの』ばかり食べるのは危険です。かたい食べものばかり食べて歯に強い力がかかり続ければ歯がひび割れたり、すり減ってしまいます。
 

歯のひび割れは、腫れや強い痛みを引き起こします。根っこにひび割れが起こると、細菌が入り込んでしまい最悪の場合、抜歯になる可能性があります。かたいものを食べる際は、ゆっくり味わいながら噛むように意識しましょう。
 
 
■よく噛むことが大切!
ではどうすれば歯が丈夫になるのでしょうか?
 
答えは「何度もよく噛んで食べる」が正解です!
特に子どもはあごを鍛えることで、骨や噛むための顔の筋肉が発達するので、歯並びに良い影響も。
 

さらに!よく噛むことの効用はあごが丈夫になるだけではありません。噛めば噛むほどだ液腺が刺激されるので、たくさんの「だ液」が分泌します。お口の中をうるおし、細菌が活発に働かないようにするため、むし歯や歯周病の予防効果が期待できるのです。
 
その他にも、よく噛むことで得られる効果はたくさん!
その効果をまとめた、『ひみこのはがいーぜ』という標語があります。
 

ひ:肥満予防(満腹中枢が刺激されて食べすぎ防止)
み:味覚発達(よく噛んで味わうことで味覚が発達)
こ:言葉の発音がはっきり(お口周りの筋力アップで発音がきれいに)
の:脳の発達(噛む刺激が脳細胞の働きを活発に)
は:歯の病気を防ぐ(だ液がむし歯や歯周病を予防)
が:がんの予防(だ液が発がん性物質を中和)
い:胃腸の働きを促す(消化酵素が消化を助ける)
ぜ:全力投球(噛むことは運動能力の発達にも影響を及ぼす)
 
よく噛まずに食事をしていると、『ひみこのはがいーぜ』の効果が得られません。それどころか、あごの筋力が低下して柔らかい食べものしか食べられなくなり、栄養が偏ってしまうことに。よく噛んであごを鍛えておけば、栄養もバランスよく摂取できます。「よく噛むこと」はお口のためだけでなく、全身の健康にもつながるというわけですね。
 
そして、健康なお口を保つには「かたいものを食べる」のではなく、「何度もしっかり噛む」ことが重要です。
一口で20~30回は噛むように心がけ、丈夫で健康なお口を目指しましょう。
 
鈴木歯科医院
〒162-0065 東京都新宿区住吉町4-1 四谷ガーデニア1F
TEL:03-3356-8800
URL:https://www.sdc.or.jp/

セラミックインレーやハイブリッドインレーにすれば自然な外見に

虫歯の治療で、奥歯の詰め物にはアマルガムなどの金属が使われていました。しかし、口を大きく開けた時に銀色の詰め物が見えてしまいます。そこで、現在はセラミックインレーやハイブリッドインレーが使われるようになってきました。
 
セラミックインレーは、虫歯治療で歯を削った後、型を取り、セラミックの詰め物を作って接着する方法です。セラミックなので天然歯と同じような質感にでき、外見から詰め物をしているとわからないほどです。オールセラミックなので金属アレルギーの心配がありません。
 
ハイブリッドインレーは、92%のセラミックス微粒子とそれらをつなぐ微量のプラスチックが混ざった素材の詰め物です。セラミックインレーよりも安価で、噛み合わせの相手の歯を傷める心配はありません。ただし、天然歯と同じように年月と共に磨耗していきます。
 
虫歯治療の際にセラミックインレーやハイブリッドインレーを選択するほか、以前に治療した金属の詰め物を除去して、新たにセラミックインレーやハイブリッドインレーに詰め替える人は大勢います。単に虫歯を治療するだけでなく、仕上がりの美しさを望む人がそれだけ多くなっているということでしょう。
 
洋服の販売の仕事に従事している30代後半の女性Yさんの場合、奥歯の銀色の詰め物が気になって仕方なかったとか。虫歯治療のついでに、以前の詰め物も取り除いて、すべてセラミックの詰め物に変えました。
「ファッショナブルなお洋服を着ていても、笑った時に銀色の詰め物が見えたらお客様も幻滅していたと思うんです。今は自信をもって接客できるようになりました」
と治療結果に大変満足していただけました。詰め物を変えるだけで、すっきりした口元になった好例でしょう。
 
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メタルフリーの審美治療が新しい流れです

金属アレルギーは、金属イオンが体内のタンパク質と結びついてアレルギー反応が起きると考えられています。アクセサリーや時計などで皮膚炎を発症することが多いですが、歯科治療で使う詰め物や被せ物、人工歯などに用いる金属でも起きる場合があり、年々増える傾向にあります。したがって、金属には強度のメリットがありますが、歯科治療で使わなくなってきています。メタルフリー、ノンメタルといって、金属を使わない治療法が急速に広まっているのです。
 
そのため、金属を使わないファイバーコアやジルコニアセラミックなど、新しい素材が続々と登場しています。ファイバーコアは虫歯治療で使います。歯髄(神経)を取った歯は、栄養がいかなくなり死んだも同然でもろくなっているので、コアと呼ばれる土台を歯髄があった部分に入れて、補強してから被せ物をします。
 
従来はコアに金属が使われていました。しかし、金属のコア、メタルコアは、水分で腐食が進むかもしれないリスクがあります。また、メタルタトゥーといって金属イオンが溶け出して歯肉(歯茎)が黒ずんでくる欠点もあります。そのほか、歯よりも金属の方が硬いので、ぶつかった時など金属が壊れず歯が破折してしまう症例がみられました。
 
そこで、最近はファイバーコアが使われるようになったのです。ファイバーコアとは、グラスファイバー繊維と特殊樹脂を用いた素材で、歯の象牙質と同じくらいの硬さと弾力性があります。金属をまったく使用していないので、腐食や歯肉の黒ずみの心配がありません。また、グラスファイバーに弾力性があるので、歯に負担がかからず破折の危険性が少なくなります。ファイバーコアの上にオールセラミックのクラウンを被せれば、審美的に一番自然に見える仕上がりになります。
 
ジルコニアはスペースシャトルの断熱保護材に使われた素材で、強度や耐久性に優れ、人工股関節のベアリングに用いるなど体にとてもなじみやすい素材であるジルコニアセラミックのクラウンは、メタルボンドのクラウンと変わらない強度があり、白さはセラミッククラウンと同じです。従来のオールセラミックのクラウンは一つの歯が対象でした。入れ歯でブリッジにする場合、強度の問題でオールセラミックスは無理だったのです。しかし、ジルコニアセラミックスならブリッジにも対応できるようになり、メタルフリーが可能になりました。
 
このようにメタルフリーと審美性、強度や耐久性などの機能性を兼ね備えた素材の登場で、審美歯科の技術はどんどんレベルアップしています。
 
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よく噛む10か条

日本人の伝統的な食べ物として、ご飯、味噌汁、魚、野菜のバランスよく摂取でき、咀嚼回数が増えやすい食品が多く使われています。日本人は、大豆製品をはじめ海藻や根歯など多彩な野菜を食べています。こういった食材には咀嚼回数を増やすものがたくさんあります。
 
それに対して柔らかく、早く食べられるハンバーガーなどのファストフードは咀嚼回数が減少します。
 
両者の咀嚼回数と食事時間を比較すると、
ご飯食は噛む回数が1019回、食事時間は13分28秒
ファストフードは、噛む回数が562回、食事時間は8分27秒
このことからも、咀嚼回数や食事時間が圧倒的に違っています。
 
(よく噛む10か条)
1.1回30回ずつ噛んで食べる
2.飲み込もうと思ったら、あと10回噛む
3.食べ物の形がなくなるまで噛む
4.唾液を混ぜておいしさを味わってから飲み込む
5.水分と一緒に流し込まない
6.1回の量を少なくする
7.口に入れたものを飲み込んでから次のものを入れる
8.歯ごたえのある食材を選ぶ
9.一口食べたら箸を置く
10.会話を楽しみながら食べる
 
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お口の機能=歯ぎしりは生理的欲求です

「眼は口ほどにモノを言う」と言われますが、お口の機能に「表情を作る」役割はかなり大きい役を成しています。歯を剥き出しにすれば怒りを。弛めれば喜びを。口角を下げれば悲しみを。
 
この他に、お口の機能として捕食、咀嚼、嚥下、呼吸、発音がありますが、近年わかった機能にストレス・マネージメントがあります。ストレス・マネージメントとは、人が活動しているとき、すべての刺激は体内にストレス物質を作ります。ヒヤッとする事も、嬉しいプレゼントでも、ストレス物質は作られてしまいます。このストレス物質のリリースに、歯が機能しています。
 
夜、眠りにつくと、大脳新皮質がクール・ダウンのため動きを弱めます。この時期を、眼球の急速な運動が見られる事から「REM睡眠=ラピッド・アイ・ムーブメント・スリープ」と呼ばれます。同時に歯の接触が起こります。ギリギリと、ある方はギュ~~と、またある人はカチィカチィ。歯の接触でストレス物質をなくしています。
 
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